２００３年　南信高等学校総合体育大会　登山競技大会

　　　　　　　2003年5月16日（金）〜17日（土）
　　　　　　　茅野市　蓼科高原（大滝キャンプ場）〜蓼科山

　初日に大滝キャンプ場周辺でオリエンテーリングを行いました。ポイントは10箇所。競技地図のルートに、ポイント個所を赤ボールペンで斜線で切るように落とすルートオリエンテーリング方式を今回採用しました。大滝キャンプ場から竜源橋まで延びる「信玄の棒道」はものの見事に地図上の道と一致し、沢あり、尾根あり、崖ありと、この方式にうってつけの場所でした。が、後半の八子ヶ峰ヒュッテからの下りは別荘地開発の影響か、地図上の道と実際の道とのズレが多く、競技用地図を作るのに難儀しました。やはり登山用ＧＰＳを活用する時代なのでしょう。問題は扱いきれるかです。
　２日目は蓼科山登山。一番アプローチの短い立科町の御泉水七合目からの登山道を選びました。ゆっくり歩いても片道２時間でお釣りのくるルートです。しかも今回は頂上直下約５０ｍに残雪がしっかりついていて、ザイルまで出して安全に通過となりました。女子の中には「キャー！」と大声をあげる生徒もいて、この時期に雪の上を歩く経験や、恐怖心をちょっとの勇気で克服し足を出す経験をしたことは、必ずいい思い出になるに違いありません。
　何はともあれ、２日間とも晴れ、これにつきます。「楽しかった！」という声を聞くにつけ、この大会を続ける使命を痛感します。今年は山岳センターの講習会ともろにかち合ってしまいましたが・・・

歩き出してすぐのガレ場

もう少しで将軍平？
残雪が出てきました。

蓼科山山頂にて記念撮影。2日目はご覧の通り快晴でした。

頂上直下の下り。ご覧の残雪で、思わずザイルを出して、安全に、安全に。
それにしても今年の残雪は想像以上でした。

御泉水七合目での閉会式

◆おまけ◆
5月6日の立科町側（七合目手前）から見た蓼科山です。稜線の残雪がすごいですね。