中信高校山岳部かわらばん不定期刊行                             6  2002.4.15

                   

編集責任者 大西 浩

                              木曽高等学校 定時制

山岳センターの研修会に申し込みはお済みですか

山岳総合センターの高校山岳部研修会の申し込みはもうお済みでしょうか?えっ、まだですって?それじゃー急がなくっちゃ。ってなわけで、5月10〜12日に行われるセンターの研修会の申し込みをまだしておられない学校は至急参加を検討して下さい。

土 曜日が完全休業になったおかげでこの研修会も、金曜日だけやりくりすれば、参加が可能になりました。そんなわけで昨年までより、かなり参加しやすくなった のではないでしょうか?申し込みの要項は既に各学校に配布されていると思われますが、万が一どこかで詰まっているような学校は、管理職に聞いてみて下さ い。(木曽高校はもう届いています。なお締め切りは連休明けですのでまだ余裕は十分あります。)

か わらばんの読者の中には、私なんかがまだ高校生の頃から講師をやっているベテランの方もいらっしゃいます(つまりそれだけ長いこと続けられている研修会な のです)が、はじめて顧問になって何をどうすればいいのか困っている方もいるかと思います。あるいは山の技術を身に付けたいと思っている方、生徒を引率す るときに技術的に不安を抱えている方、またしばらくぶりで顧問になりもう一度技術を確認したい方や、センターで一体どんなことをやっているか冷やかしたい 方?などいろんな方がいらっしゃるのではないかと想像します。

一 方生徒に対してもきちんとした登山活動を行なう上では、この研修会の果たす役割は大きいと思います。何も私は山岳総合センターの回し者ではありませんが、 せっかくの県の施設と県の公式に実施している山岳研修会に出ない手はないと思うのです。かわらばん1号にも書きましたが、顧問としては自分の技術も磨ける し、生徒は講師が責任持って見てくれるし、いうことなしです。僕は個人的な意見としては、この研修会を受けない顧問、生徒はとってももったいないなあと思 います。

山 岳総合センターは大町にあります。木曽あたりからは少し遠いですが、特に県内でも中信地区の山岳部関係者にとってはもっと精神的に身近なところになっても いいと思います。以前所長さんと話をしているときに「山岳部をやってる学校の先生たちがもっと気楽に来てくれればいいんだがなあ。ここが山岳部の先生たち にとって敷居の高い場所じゃいけないんだよ。」というお話を伺ったことがあります。中信地区で山岳部の顧問をやっている先生方にはぜひ一度はこの研修会を 受けていただき、センターを身近で、山岳部の顧問が気楽に相談や研修、岩場の利用などができる自分たちの拠り所のような場所だと感じてほしいと思います。 センターでやるのは難しいことでうちの学校のようなところには必要ないなんて思っているかもしれませんが、そんなこといわないでぜひ参加してください。役 に立つこと請け負います。

山岳総合センターの研修関係のスタッフは?

ところで山岳総合センターではどんな人達にお世話になるのか。独断ですが、実際に研修会の中でお世話になるスタッフの方々をちょっとご紹介します。

伊藤 誠 所長

ご 出身は松本。高校時代は松本市内の山の店ブンリンさんと同期だそうです。大学ではスキー山岳部に所属され、今でも山スキーの腕前は確かです。歴代の所長さ んと違うのは、自ら希望してこちらにいらっしゃって、実際山がわかっておられるということ。所長室からも出て、自らも研修会にも参加されるので研修会など もより実質的なものになってきたと思います。

古幡和敬さん

センターといえばご存知ワケイさん。地元大町高校の山岳部のOBで、センター発足当時からの職員でいわばセンターの顔です。写真の腕前はプロで、個展を開いたこともおありです。一時身体をこわされましたが、元気になられ完全復活しました。信高山岳会の仲間でもあります。

加々美隆さん

主事になって2年目の加々美氏は高校時代は僕と同期で、部室も教室も隣り合っていました。どちらかは山岳部でどちらかはバスケット部でしたが、どっちがどっちかは本人たちに直接聞いて下さい。赴任前は南安曇地方の大規模中学校にいました。

だましのテクニック

生徒勧誘のお話。以前松田大先生に聞いた話です。生徒と面接していて

 T:おー、ところで部活は決めたか?

 S:いいえ、まだです。

 T:山岳入れ、いいぞー。

 S:(やや、ひきながら)えー、いいです。いいです。

 T:お、いいですって言ったな。これで決まりだ。

 S:えっ?

以下、どうなったかって?それは大町高校の部員数をみてください。まあ、こんなにうまくいくことはないでしょうが、どの学校もあの手この手で部員勧誘に躍起となっているころでしょうか。

編集子のひとりごと

学校が始まるとさすがに忙しく、やらなければならないことが一杯ありますので「かわらばん」の発行のペースもダウンしていますが、ぼちぼちと行きます。

先日高教組の中央委員会が開かれましたが、旅費の問題はとりあげられたようです。このあとの県教委の提出交渉や職場交渉などでも訴える機会はあるんじゃないかと思います。みんなで声をあげていきたいものです。

高体連関係では各地区の専門委員も決まり、近く県の専門委員長会議も招集され、県大会の準備も始まります。また山岳協会の関係では、国体予選やクライミングの普及なども近々の課題として各校に通知が届くのじゃないかと思います。これらについては次号で取り扱う予定?です。

ところでみなさん連休中の山行計画はお立ちでしょうか?そんな情報もお寄せ下さい。(文責 大西)