不定期刊行             10  2002.5.20

  中信高校山岳部かわらばん   編集責任者 大西 浩

                             木曽高等学校 定時制

今年から、大町の人工岩場の利用が便利になりました

大 町運動公園の中にある人工岩場をご存知でしょうか?中信地区では昨年の新人大会の際にも利用したので、ほとんどの先生、生徒諸君は知っているものと思いま す。この岩場の利用にあたっては、昨年までは山岳総合センターに出向いて手続きをしなければなりませんでした。そのへんが利用者としては使いづらく、不満 な点でもありました。しかし、今年度から「利用者の申し込みについて利便向上をはかる」との趣旨で、利用登録証(クライミングパス)が発行され、事前に仮申請しておくことにより、あとはセンターへの電話一本で利用が可能になりました。

具体的には以下のような手続きで使用が可能です。

テキスト ボックス: 長野県山岳総合センター人工岩場利用登録証
平成14年度
クライミングパス
  登録番号  14007
     氏  名  大 西  浩
      発行年月日 平成14年4月7日
      山岳総合センター所長   ㊞利用に当たっては、まず左記のようなクライミングパスを作ります。これを作るには

@スポーツ指導員の資格を有するもの、またはこれに準ずると判断できるもの(前年度3回以上安全に使用した実績のあるもの)Aその年度3回以上センターの人工岩場を利用予定で、登録証を希望するもの。という条件がありますが、高校の山岳部の顧問でAに該当すればいいのですから、これをお読みの方はほとんどオーケーだと思います。

 最初にクライミングパスを作るために、一度だけセンターに行くことが必要(デジカメで顔写真をとります)ですが、パスはその場で発行してもらえます。

 パスを取得したら以下の手順にしたがって人工岩場が利用できるようになります。

1、まず電話をかける。

 人工岩場を利用する日時が決まった時点でセンターに電話。空き状況を確認して申し込む。すると、センターではあらかじめ記入しておいた仮申請書に必要事項を記入して総合体育館に連絡。

2、申し込んだ日時にパスを持参して岩場の受付の総合体育館に赴く。

3、パスを提示して、岩場の鍵を借りる。

あとは人の迷惑にならないように楽しむだけ。

 

私自身は、4 月当初にパスを作りました。木曽高校は5月3日に新入生歓迎のクライミング体験を実施したので、そこで一回、高校登山研修会で使用したのでその時もという ことで、すでに2回使用しました。木曽高の新入部員にはクライミングに興味を持っている生徒(いずれも女子)が大勢いるので楽しみです。

今年の旅費がおかしい

A 高のB先生から、表題のようなメールをいただきました。各校これから県大会の下見に本番と旅費の交渉をしなければいけない時期だと思います。今までは考え たこともなかったことが、急に火の粉のように降ってきます。このメールについては横沢先生からぜひかわらばんでとりあげてほしいといわれましたので、あえ て載せたいと思います。以下メールの内容です。

 

 今年の引率が本校だけかも知れませんが、おかしいのです。私が、県大会当日は、2時限目まで生徒に授業に出させてから、自家用車で戸隠牧場キャンプ場へという計画を立てたところ、

 教頭は、「県大会の引率は、先生方の自家用車に生徒と生徒の荷物を(原則として)載せないでください(わざわざバスの時刻表をコピーして持参)」

 私「電車とバスを乗り継いで行ったら3時間くらいかかり、乗り物酔いする生徒もいて、すぐ競技があるのに、できなくなる。荷物を持たせるのも負担が大きい」

 教頭「普段から、生徒が手ぶらで行けるようなサービスを提供するのはよくない」

 もっと長く話しましたが、こんなやり取りが、他の学校でも行われているのでしょうか?公共交通機関を使うのは、基本なのかも知れませんが、あまり現実的とも思えないようなことを、なぜ今年はことさら強く、細かく言ってくるのでしょうか?特に山の場合は、他の競技とは違う面が多く、矛盾も多いと感じています。

 教頭「出来るだけ先生も一緒に電車とバスで行ってほしい」とも言われました。旅費に絡んでのことでしょうか?

私「サービスではなく安全確保という面もあるので、自家用車は必要になります。」と言ってありますが、今は、他校の情報を集めようかと思っているところです。ご意見を頂ければと思います。よろしくお願いします。

 

みなさんの学校ではこういった引率に関しての、旅費に関するトラブル、管理職からの指導などはないでしょうか。各校情報交換が必要かもしれません。もちろん扱いについては、匿名、匿高校等のご希望にはそいますので、実情をお寄せ下さい。

編集子のひとりごと

2期制をとっている我が木曽高校定時制では、まだテストまでは間がありますが、多くの学校ではそろそろ中間テストの時期でしょうか。各校その忙しい合間を縫って、県大会の下見、計画書作りにと忙殺されていることでしょう。

今年の県大会の会場は黒姫山。今から9年前の飯縄山での大会の3 日目、交流登山でこの山は使われました。あの時は、どこかの某先生が欲にかられて、あわやということがありましたっけ。今年はそんなことがないように (?)と、恒例の大会前の役員の下見が明日20日、21日と二日間かけて行われます。県内4地区の専門委員長と審査委員長に加え、北信の先生方+アルファ の先生方が参加されます。ご苦労様です。

ところで旅費の問題は今年はどこまで行っても出てきそうです。B先生の訴えも当然です。各校でのやりとりをぜひお知らせ下さい。(大西)