不定期刊行             19  2002.7.19

中信高校山岳部かわらばん

   編集責任者 大西 浩

                             木曽高等学校 定時制

中信地区安全登山研究会が開催されました

中信地区安全登山研究会が12日に開かれました。高体連のホームページで若狭先生が各校の夏山計画についてお寄せくださいと書かれていました。この会で検討された各校山岳部の夏山計画について以下に掲載します。

学 校 名

期   日

コ   ー   ス

木曽

8月6〜9日

【3泊4日】

木曽〜白馬〜白馬尻〜大雪渓〜白馬(泊)

白馬三国境〜雪倉〜朝日(泊)

朝日〜イブリ山〜小川温泉〜泊〜市振(泊)

市振〜木曽

塩尻志学館

8月2〜6日

【4泊5日】

塩尻〜新穂高〜白出小屋(泊)

白出〜槍平〜南岳(泊)

南岳〜槍ヶ岳〜双六(泊)

双六〜弓折〜抜戸〜笠ヶ岳(泊)

笠ヶ岳〜新穂高〜塩尻

松本県ヶ丘

8月6〜8日

【2泊3日】

松本〜上高地BC〜横尾〜涸沢(泊)

涸沢〜ザイテン〜奥穂高岳往復〜涸沢(泊)

涸沢〜横尾〜上高地BC松本

松本筑摩

(昼定)

7月27〜28日

【1泊2日】

松本〜大谷原〜赤岩尾根〜冷(泊)

冷〜鹿島槍往復〜爺ヶ岳〜種池〜扇沢〜松本

南安曇農業

7月26〜27日

【1泊2日】

豊科〜新穂高〜槍平(泊)

槍平〜槍ヶ岳〜新穂高〜豊科

池田工業

8月上旬

どこかの源流を遡り岩魚つり?

山で仲間に会うのは楽しいものです。岡谷工業は木曽高校とほぼ同時期に栂海新道と聞きました。また、深志は南アルプス?とか聞きましたが……。そのほかの学校の予定はどうなっているでしょうか?

県下の山岳部におけるクライミングの流れ その4(承前)

ジュニア委員会の立ち上げに先立つこと4年。94年に森山さんが長山協の副会長兼競技部長に就任しました。この翌年の95年からは長山協主催のジュニアクライミング講習会が始まりました。これを覚えている人はかなり少ないんじゃないかな。たしか、当時はまだアートウォールはなく、北ウォールで行っていました。僕は2度ぐらい生徒を連れて行った記憶があります。これを森山さんのサポートとして協力してくれていたのが山口先生でした。長山協でもこれについては特別事業としてバックアップして補助金も出していました。講習会の通知は全県全学校に出したのですが、そこに集まった顔ぶれは山口、私、浮須、重田などいつも決まりきった顔ぶれでした。

さて、それ以降の流れについては、今まで3回の中で書いてきた通りですが、今年の県大会のクライミング導入に至る結果となった画期的な会議について今日は書こうと思います。

毎年県高体連では、秋にその年度の大会の反省と翌年の大会の下見の専門委員会を行います。下見をする関係で、会場は次年度の大会開催場所になります。また出席するメンバーは、基本的には各地区の専門委員長と担当地区の専門委員プラスアルファです。昨年は11月に今年度の大会が開催された戸隠村で開催されました。

昨年度までは県の専門委員長は加藤先生(岩村田)でしたが、加藤先生は長山協の理事会などでクライミングの話が出るたびに、高体連としてもクライミングにはどんなスタンスで関わるべきか悩んでいました。一方、ジュニア委員長として二年目を迎えた浮須先生も、任期の中で何ができるか、国体だけではなくもっと広い立場でクライミングに関して高校生に広げるためにどうしたら高体連と手を結べられるかを模索していました。私自身は加藤さんの前の委員長ですし、浮須さんとはアリューシャンの遠征仲間、またかつては国体をともに戦った仲間でもあり、両者から同時にまた別々に、何度か相談も受けました。

そんな中で、昨年4月当初、浮須先生から一度高体連との間でクライミングについての意見交換の会を開けないかという問いかけがあり、4月下旬の専門委員長会議の場に浮須先生も交えて、若干の意見交換がなされました。

それを受けて、加藤先生がさらに実質的な会議をと考えられた結果、そのためだけに集まってもらうのは難しいが、秋に行われている既存の専門委員会を拡大解釈して、クライミングに関わりのある先生方も呼んで意見交換会を開いたらどうかということで、やや拡大した形での専門委員会が開催されました。

このとき集まったメンバーは、専門委員長として、加藤(東信)、矢嶋(北信)、竹内(南信)、大西(中信)、次期審査委員長の小林(白馬)、北信の専門委員プラスお手伝いとして、星野(屋代)、若狭(長工)、福島(須園芸)、舟田(須坂)、大熊(須坂)、宮入(吉田)、山口(中条)の各先生方、そこにクライミング関係として浮須(池工)、村主(岡工)、宮本(中実)、土屋(千曲)の16人(一部記憶違いがありましたらご容赦ください)でした。(まだまだ続きそうです。自分でもこの先どうなるかわかりません。悪しからず)

編集子のひとりごと

木曽高校では今日から文化祭が始まりました。教室の一室を借りて、セリッククラムムスターグの写真展を行っています。先々週の塩尻志学館、先週の県ヶ丘、風越に続いての開催です。一般公開は明日からですが、すでに通りがかりの生徒たちからの評判も上々です。塩尻志学館や県ヶ丘でも好評でした。

夏休みの計画、以前は縦走、合宿をそれぞれこなすというのが山岳部の通常の姿でした。それが、今はその片方さえなかなか開けないところもあるようです。なんとかそのもとの活動形態に戻したいと思っています。我々教師が忙しいからとか、日程が取れないからとかいって生徒の活動を制限することのないようにしたいものだと思います。木曽高校では「海に行きたい」という生徒の声を最大限活かして本文中にあるような縦走計画になりました。合宿と縦走の2本立ては来年までお預けです。

9月のセンターのクライミング講習会みんなで参加しましょう。(大西 記)