不定期刊行 第25号 2002.9.16
中信高校山岳部かわらばん
編集責任者 大西 浩
木曽高等学校 定時制
高等学校クライミング講習会感想
かわらばんでずっとPRしてきた山岳総合センターの「高等学校クライミング講習会」が9月7日、8日の両日行われ、生徒顧問あわせ41人の参加者がありました。顧問プラス生徒、顧問のみ、生徒のみと学校により参加の形態も様々でした。センターの加々美主事より参加者の感想の一部が届きましたので、そのまま転載いたします。写真はセンターのホームページをのぞいてみてください。
先日はご苦労様でした。感想を添付いたします。写真はホームーページにアップしておきました。
よろしくお願いします。                        山岳総合センター  加々美隆
普段はハーネスをつけてやれない。あんな高いのは初めてで面白かった。オーバーハングも初めてだし、初めてのことにいっぱい挑戦できて良かった。リードも挑戦して良かった。懸垂下降はすごく怖かった。(塩尻志学館、女子)
数えるほどしか登ったことがないので、このような実習はありがたかった。今回、登り方などを数々教えてもらい、疲れ切るまでやっていたためとても充実した実習になった。反省としては、持久力が足りず疲れてしまうため基礎体力が非常に大切だと感じた。(南安曇農業、男子)
新たな技術が身に付き応用力が更に身に付いた。人工壁をうまく登るには体重移動がとても大切だと改めて分かった。(池田工業、男子)
自分は力だけで登っていたので、足場の取り方やバランスの取り方などをていねいに教えていただいて、少しはうまくなったと思います。とても勉強になりました。今までできなかったことが少しずつできるようになりました。ありがとうございました。(松本筑摩、男子)
懸垂下降やリードなど初めてのことにいろいろ挑戦できて良かったです。また、登っている時も指示をしてもらったので、とてもスムーズに出来て目標を達成することが出来ました。学校のそばに人工壁がないので今まであまり練習できませんでしたが、今回2日間みっちりやることが出来て良かったです。他校との交流も出来本当に楽しかったです。(木曽、女子)
高くなると足をのせるところを見るだけでもかなりつらかった。初めのうちは腕の力や握力があって登ることが出来たけど、後の方になるとどんどん力が失われて登れなくなってしまった。高い岩場を登るよりも、低い壁で決められたホールドだけ使って登る方がとても良かった。腕の力をもっと付けて長い時間登れるようにしたい。腰の移動などをよく考えて体重移動をうまく行えるようにしたい。(松本蟻ヶ崎、男子)
スポーツクライミングをどのように指導するかという観点で参加させていただきました。ただ上に登ることのみが目的でなく、どのような練習をすることによって何が身に付くかという点が少し分かった気がします。しかし、何より顧問が生徒とともに楽しめることが、生徒を岩場やボードに連れ出すには一番必要なことであり、そのためには互いにビレイ出来ることが必要です。今回はその点が大きな収穫になりました。各地区ちょとしたコンペなどあれば更に目的を持って臨むことが出来ると思います。大変お世話になりました。(飯田風越、顧問)
案内のチラシに「初心者でもOK、顧問だけの参加も可」という記述で気持ちが少し楽になりました。講師の先生方も、またよく御存知の顧問の先生にも本当に熱心に教えてくださり、初心者として十分楽しむことが出来ました。ロープの結び方など具体的に学ぶことが出来、非常に有意義でした。今後、人に教えたりするにはまだまだ繰り返し復習しないといけないことが多いですが、これをきっかけに少しでもクライミングの面白さを伝えていけるといいと思います。(大町北、顧問)
            高等学校クライミング講習会参加者数    ( )は当日欠席者
| 
   学校名  | 
  
   顧問  | 
  
   男子生徒  | 
  
   女子生徒  | 
 
| 
   下諏訪向陽  | 
  
   1  | 
  
   3  | 
  
   0  | 
 
| 
   諏訪実業  | 
  
   1  | 
  
   0  | 
  
   0  | 
 
| 
   塩尻志学館  | 
  
   1  | 
  
   2  | 
  
   2  | 
 
| 
   上田千曲  | 
  
   2  | 
  
   (2)  | 
  
   0  | 
 
| 
   岡谷工業  | 
  
   1  | 
  
   0  | 
  
   0  | 
 
| 
   大町北  | 
  
   1  | 
  
   0  | 
  
   0  | 
 
| 
   松本筑摩  | 
  
   1  | 
  
   3  | 
  
   0  | 
 
| 
   大町  | 
  
   0  | 
  
   1  | 
  
   0  | 
 
| 
   池田工業  | 
  
   2  | 
  
   4  | 
  
   0  | 
 
| 
   飯田風越  | 
  
   1  | 
  
   1  | 
  
   0  | 
 
| 
   南安曇農業  | 
  
   1  | 
  
   4  | 
  
   0  | 
 
| 
   松本蟻ケ崎  | 
  
   1  | 
  
   2  | 
  
   0  | 
 
| 
   木曽  | 
  
   1  | 
  
   0  | 
  
   3  | 
 
| 
   松本深志  | 
  
   0  | 
  
   1  | 
  
   0  | 
 
| 
   松本美須々ヶ丘  | 
  
   1  | 
  
   0  | 
  
   (1)  | 
 
| 
   15校  | 
  
   15  | 
  
   21(2)  | 
  
   5(1)  | 
 
編集子のひとりごと
夏休み後、木曽高校定時制では校内生活体験発表会の準備(本校では全生徒が原稿を書き、発表する)に追われ、しばらく忙しい日が続きました。私も本職は国語の教師ですので、ずっと作文指導で大変でした。ってなわけで、かわらばんもしばらく休んでいた上に、今回はほとんど自分の記事はなくてすみません。
ずっとお知らせしてきたクライミング講習会は盛況かつ実りある中身で充実した講習会になりました。あああ、それにしても木曽谷にクライミングのボードはできないもんだろうか。
私自身は、先週は、御嶽山に2回。そしてこの連休(連休前から)は北穂高岳に5日間滞在。と、いずれもちょっとした仕事を頼まれて入山しました。今週末は中信大会で乗鞍岳です。この3週間で3000m峰を3座、われながら充実?した山の日々を送っています。(大西 記)