不定期刊行             37  2002.12.16

中信高校山岳部かわらばん

   編集責任者 大西 浩

                             木曽高等学校 定時制

読者からのメール2題

その1 屋代宮坂先生からのメール

拝啓 いつも楽しく読ませていただいております。

小生、長野県の屋代高校に勤務しております宮坂と申すものですが、この学校に来るまでは15年間ひたすら山岳部の顧問でやってきたのが、ここでは他の部活にまわされ、念願かなって今年ようやく山岳部の顧問になれたと思いきや部員は一人・・寂しい限りです。

さて、今月号の”山と渓谷”に小生の記事が載っておりますので、よかったら御覧ください。最後のほうの”ヤママニ”という小さいコラムですが・・

お互い山好きを増やしましょう。では。

敬具

 

せっかくご連絡いただいたのに、ちょっと紹介が遅れてしまったので、次号(1月号)の「山と渓谷」が発行されてしまいました。宮坂先生の記事が載っているのは、今、店頭に並んでいるものではなく12月号です。もう少し早くご紹介したかったのですが、タイミングをはずしてしまいました。すみません・・・。興味のおありの方は、図書館等で探してみてください。私自身の愛読誌は「岳人」で、ふだんは山渓を見ていませんので、このメールをいただいてから早速見てみました・・・。すると、ありました、ありました。CAMP SITEというコーナーの「ヤママニ」というページに。山好きな地学の先生の宮坂氏の「石」に対する思いが、HPを検索していた「山渓」編集子の目に留まり、取材され記事となったということです。県内にも個性豊かな先生は大勢います。お互いに交歓しあい、山岳部の活性化ができればと思います。少人数でもいいんです。生徒と一緒に楽しみたいものです。

 

その2 松本筑摩高校定時制山崎先生からのメール

かわらばん35号の

「第22回北信越高体連登山専門部連絡協議会」「雪の経ヶ岳での悪戦苦闘」

かわらばん36号の

「アウトドア同好会の一日 」「最後の旅費交渉」拝見しました。

初めて定時制に関わってみて、大変な生徒がいるなとは思ったが、大西さんの指導日記は頭の下がるものがありました。本当に良い教育をやっているんだなーと、こころから思い、郷に入りては、郷に従ってアウトドアー部のやり方があるものだと、勉強になりました。

経ヶ岳の方は、メールの保存が利かず取り出せずにいたのですが、今日wordで取り出せたので、読んでみました。例の所とばかり思っていたので、ビックリ。そう言えば、白山と言うよりは、荒島岳にのぼったおりに、右手奥にそんな山があったかな、と思いだしています。

深田久弥ゆかりの山かも。雨もようの日だったので、定かでなかったのですが。大野には、妹夫婦が住んでいて良く行きました。

多忙の中のメールに、いつも感謝、多謝々々・再見。

2002.12.10   山崎 佐喜治

 

山崎先生のお名前は中信の方はもちろん、それ以外の方にとっても懐かしい?(失礼)のではないでしょうか。そもそも私がこの「かわらばん」を始めるきっかけになった「中信高体連山岳部年報」(今はよんどころない事情で、「中信高校山岳部年報」と改称)を創刊以来20年近くにわたって編集し続け、塩尻、大町北、田川などでずっと山岳部を指導されてきたのが山崎先生です。昨年の3月退職されたわけですが、今は同人誌の編集をされたりしている傍ら、非常勤で筑摩高校にも行かれているそうです。

それはともかく、私のやっていることはそれほどのことでもなく、ただ自分が楽しめればというのに毛の生えた程度ですが・・・これからもご指導いただければ幸いです。

長山協事務局長はよろず山岳相談所?

長山協の事務局をしていると時々突拍子もない問い合わせがあって、面食らうことがあります。以下、最近あった問い合わせのいくつかを披露します。

その1、先方「全く素人なんですが、アルプス一万尺の歌に出てくる小槍に行きたいんですけど、案内してもらえますか?」僕「えっ!」先方「それとアルペン踊りについて教えてほしいんですけど。」僕「絶句」・・・この問い合わせは大阪毎日放送のスタッフ。これが、12月29日には「むちのち」という子どもの素朴な疑問に答える番組になって大阪では放映されるのだとか・・・。どんな番組になるのやら。

その2、先方「南アルプス赤石岳に大正15年に登った大倉喜八郎の残した道標があるはずなのですが、それは今どうなっていますか。」僕「その道標は何でできているんですか」先方「木だと思うんですが・・・」僕「・・・念のため調べてみますけど・・・」大倉氏はホテルオークラなどで知られる大倉財閥の創始者で、東海パルプの社主でもあったから、金に物をいわせて、自分の持ち山に大正時代に駕籠でのぼったらしいけど・・・いくらなんでももうのこっていないよねぇ・・・。東京のTVボックスの取材でした。

その3、先方「HPでみつけたんですけど、伊那の陣場形山にあるぶなの巨木に明日行きたいんで・・・案内してもらえます?」僕「・・・」このNHKエンタープライズの取材は、今日の明日というとんでもないものだった。

その4、先方「遭難救助隊の隊員になりたいんですけどどうしたらいいんでしょう?」

などなど、結構いろんな問い合わせがあるもんです。

  編集子のひとりごと

 木曽路は毎日雪の中である。ここ数日来る日も来る日も洗馬、本山のあたりから楢川、鳥居トンネルをはさんで薮原あたりまでは、雪。事故やノーチェーントラックで渋滞はしょっちゅうのこと。通勤が大変です。その上車は塩カルで乾くと真白。(大西 記)