不定期刊行             41  2003.1.23

中信高校山岳部かわらばん

編集責任者 大西 浩

                             木曽高等学校 定時制

中信安全登山研究会

1月23日、大町北高校において、第2回中信安全登山研究会が開催されました。折からの大雪の影響でしょうか、出席者は会長の堀内先生(大町北校長)、事務局塩野先生(大町北)赤羽(志学館)、小林(白馬)、浮須(池田工)、大西(木曽)と少なく少々さびしかったのですが、すでに行われた冬山山行の報告と2月、3月に行われる山行計画について意見交換が行われました。参考までに検討された内容を報告します。

志学館

1月11日から12日(実施済)。美ヶ原(茶臼山)。三城より入山したが、予想を超える雪の量と先行者のいないラッセルで難渋し、当初見込みでは、初日3時間程度でテント場到着と踏んでいたが、結局テント場まで6時間かかった。翌日は王ヶ鼻まで行く予定であったが、断念し、往路を引き返した。しかし、生徒は満足感を味わえた。(このコースは昨年も実施)

3月8日から9日。鉢伏山。扉温泉から入山し、初日は造林小屋まで。翌日は鉢伏まで登り、ピストン。→このコースは赤羽先生が毎年入っています。興味のある方は赤羽先生に問い合わせてください。

池田工業

実働生徒一名。冬はせいぜいゲレンデスキー程度か?

木曽全日制

2月16日。御嶽山日帰り山行。田の原から往復。天候、雪の状態等勘案して実施。3月の山行のための足慣らし。

3月15日から16日。詳細未定だが、3案を計画。

 1 栂池から白馬乗鞍(山スキーと冬の野外生活の体験)

 2 乗鞍一の瀬周辺(歩くスキーと冬の野外生活の体験)

 3 美ヶ原(冬の野外生活の体験)

 木曽定時制

3月下旬一泊二日。生徒の勤務の関係で、日程があえば、上記全日制と合同で実施するが、不可能な場合は、乗鞍において山スキーの体験をする。

 一日日、乗鞍スキー場から位ヶ原

二日目、位ヶ原から頂上(状況により肩の小屋もしくはいけるところまで)ピストン後下山。

炉辺談話的に高校生が行くのに手ごろなコースとして次のようなところが話題に。

 木曽側から登り駒ケ岳7合目の小屋に一泊し、麦草岳往復

 新越百小屋往復

 五竜遠見尾根(大町高校が年末に実施)

会長ならびに事務局について

 この会の会長ならびに事務局については、来年度も大町北で引き受けてくださることになりました。(感謝)

感謝 お世話になった堀内大町北校長が本年末でご退職

中信安全登山研究会の席上、県高体連登山専門部長も兼ねておられる堀内先生が定年ということで、今年度末をもって退職されることを明言されました。先生は大町北に学校長として赴任されて以来4年間に亘って二つの山関係の長としてご尽力されました。最初の一年は私が県の委員長をしていたこともあり、当時問題になった大会におけるアマチュア無線の使用の問題などでは心を尽くして接していただきました。委員長が加藤先生から竹内先生と変わる中、我々の活動を見守ってくださいました。その間のご苦労に対し、この場を借りて改めて御礼申し上げます。本当にお世話になりました。そしてお疲れ様でした。

さて、それに伴って先生には最後にもうひとつ、ありがたいお言葉をいただくことができました。先生ご自身は大町北に来る前は、山とのつながりはそれほど深くはなかったということですが、研究を重ねられ、中信の部報には毎年玉稿をお寄せくださいました。そして、退職を迎えられるにあたって、次年度北高に赴任される新しい校長先生に「この二つの役職は大町北が引き受けることになっている」旨引き継いで下さるとのことでした。今後も登山部の活動を大所高所から見守っていただければ幸いです。この場をお借りしてご報告いたします。

新潟県からのメールです

かわらばんの読者の一人である新潟県の登山専門部委員長の新保先生より下記のメールが届きましたので、紹介します。

前略、いつも「かわらばん」ありがとうございます。
お忙しい日々をお過ごしのことと思います。
さて、遅ればせながら、新潟県もホームページを開設しました。
http://homepage3.nifty.com/koutairen-yamabu/
まだまだ準備中のものが多いのですが、順次更新していきたいと思います。ご助言いただけると幸いです。御連絡のみ        しんぼまさとし(新保雅稔)

  編集子のひとりごと

きっと数日後には、佐賀、鹿児島に続いて新潟県高体連登山部のホームページが長野県高体連や信高山岳会とリンクするようになるでしょう。ねっ若狭さん、竹内さん。中信高体連登山部年報が今年もできあがりました。本日の安全登山研究会にこられなかった学校にはなんらかの方法で届けられると思いますが、代金を志学館高校の赤羽先生までお届けください。(大西 記)