不定期刊行 第69号 2003.9.18
中信高校山岳部かわらばん
編集責任者 大西 浩
木曽高等学校定時制
66号への反響はまだまだ続く
辛口66号の感想を送る前に、すでに県内外からの感想集が「かわらばん67号」として発刊されていました。次号でも間に合うようでしたら岩村田高校の例も載せてください。66号の提言、耳に痛い(目に痛い?)面もありました。当日は生徒、顧問とも都合がつかず、センターでの講習会には欠席しました。それでもフリークライミングってこんなもんだよと、生徒には体験させよう。そんな目論見で8月31日に生徒10名(山岳班5名、班員以外5名)の生徒と佐久アートウォールでクライミング体験を行ないました。結構興味を持った生徒もいます。授業でも話題にしました。他の班活をやっている生徒の中にも、半日くらいなら練習の合間に参加したいという者もいます。寒くなって、山へ行く機会が減ってくる頃第2弾、第3弾の体験を予定しようかと思っています。
失礼しました。こんな取り組みを始めている学校もあるのです。隠すまでもない。これは岩村田高校の重田先生からのメールです。戸隠を一緒に歩きながら、「こんな話もあるが」というのを聞いたので、具体的な中身をメールで送ってもらいました。学校の近くに壁があるってのはいいことですよね。こんな風な顧問や生徒が育っていくためには、顧問の講習会をさらに充実させていく必要があるでしょう。高体連のHPには、竹内専門委員長が秋の専門委員会でクライミングについて議題として取り上げると明言してくれてもいます。来年度以降は、高体連の先生がこの講習会にたとえば3年に一回は参加する(もちろん毎年でもいいが)とかちょっと踏み込んだ議論をしてほしいと考えます。
長野県山岳協会中信支部「青少年のための登山教室」のご案内
〔趣意〕長野県山岳協会中信支部では、毎年夏山登山教室を開催してまいりました。しかし、登山の現状は、中高年登山も行き着くところまで進み、無謀とも思える高齢者登山が増加しております。そこで、登山者の底辺拡大とモラルのいっそうの向上を目指す為に、今年度からは青少年を対象とした教室の開催となりました。本来、大自然に親しむことは青少年の心身を強健にし健全な成長を促すのに最適なものであります。本年度より、以前の机上登山教室に変わり「青少年のための登山教室」を開催することとなりました。
今回は、登山の基礎である、クライミングの楽しみを中心に開催いたしますので御参加下さい。
開催期日:10月5日(日) 9:00〜15:30
集合解散場所:県の森文化会館(県ヶ丘高校側東駐車場 8:30〜9:00)
9:00マイクロバスにて出発(会場の駐車場手狭につき自家用車ご遠慮ください)
開催場所:ロックジム堀江(松本市寿中1−7−19 電話0263-86-6092)
内容:ボルダーリング、トップロープによるクライミングのデモンストレーションと実践
参加費:1000円(保険料含む)
持ち物:昼食、クライミングシューズまたは運動靴、運動の出来る服装
参加資格:健康な小、中、高校生(保護者同伴可)
申込み、問い合わせ先:390-0812 松本市県2-13-2 長野県山岳協会中信支部事務局 村田健治 電話0263-35-8786(FAX兼用)
申込み締め切り:9月30日(先着30名)
主催:長野県山岳協会 共催:長野県山岳遭難防止対策協会
主管:長野県山岳協会中信支部 後援:長野県教育委員会
協賛:ICI石井スポーツ、山とスキーの専門店ブンリン、カモシカスポーツ、ロックジム堀江
旅費問題再考
夏の山行の旅費精算で山小屋に払った水代をつけて出した所、食卓費に含まれるとの判断で、出してもらえていません。皆さんはどうなさっていますか。(蟻ヶ崎 尾曽先生)
尾曽先生より上記メールが届きました。私の学校では、水代については当然宿泊と一体のものと考え宿泊料として出してもらうことになっています。この件については事務長と以下の通り話をし、再確認しました。
大 西:山で水を買ったときの料金は当然宿泊料ですよね?
事務長:水は・・・そうだね。宿泊料でいいと思うが・・・。
大 西:旅館に泊れば当然水道代は宿泊料の中にはいっていますもんね。
事務長:それはそのとおりだ。
大 西:もちろん飲料水もですが、その水で顔を洗ったり歯を磨いたりもするし・・・。たまたま木曽高の山行では今まで水を買うという場面はなかったけれど、今後そういうことになったら、よろしくお願いします。
事務長:了解。
というわけ。旅費問題は少しずつでもお互いの情報を交換しつつ、成果を積み重ねていかねばと思います。たかが水代、されど水代、ちりも積もれば山となるです。以下木曽高校の例を挙げます。他の学校でもこれは、というものがあればお教え下さい。
・食卓費・・・一泊につき無条件で2200円支給。(領収証添付不要)
・宿泊料として請求できるもの
テント場代、電池代(ヘッデン、無線機用としてリチウム電池オーケー)、燃料代(ストーブ、ランタン用カートリッジなど)、風呂代、テント借り上げ料 シュラフ借り上げ料 水代
宿泊料は宿泊すれば当然旅館に備わっているものと解釈できるものについては、「宿泊と一体」ということで事務と交渉するのが得策です。木曽高ではこうして少しずつ積み上げてきています。高教組本部あたりでこのあたりのことをまとめてもらえると嬉しいなと思うのですが・・・。旅費問題はどこかへ飛んじゃったみたいだけれど、現場ではまだまだ苦労しています。
編集子のひとりごと
◆長山協の教室については、私の所に連絡下さっても結構です。取り次ぎます。◆夏山合宿が終わったところで、このような旅費問題で困っている学校はないでしょうか?かわらばんで経験交流しましょう。また各地区の新人大会でも話題にして、全県で集約できればと思うのですが・・・。各専門委員長の先生方いかがでしょうか?(大西 記)