不定期刊行             第133号  2005.4.6
中信高校山岳部かわらばん
     編集責任者 大西 浩
             木曽高等学校定時制 
雨飾山でスキーを楽しんできました
山スキーシーズンたけなわだ。ちょっと前のことになるが、3月最後の土日である26、27日、小谷村に出かけた。メンバーは大西英、竹内、松田、重田と僕の5人。3月26日は新雪の大渚山東斜面の大滑降、翌日は雨飾山でひざ上までのラッセルとP2からの大滑降を楽しんだ。大西英樹氏は、シーズン中は毎週1度は出かけるという山スキーフリーク。竹内さんはいわずと知れたピラタスのスキーパトロール。松田さんは栂池なら任せてという山スキー派で、新世紀幕開けの元旦に飛騨沢を滑ったのが自慢。そして重田さんはこの年にして、この日のために新たにスキーを買うという熱の入れようでの参加。形容詞のつかないのはただ一人私だけ。五者五様のスキーへの思い入れ。
おあつらえむきというのか、はたまたおあいにくさまというのか、スキーを履いてもひざ上までの新雪はなかなか楽しませてくれるものである。娑婆(ピステをかけたゲレンデ)の常識がなかなか通用しないのが山スキーの楽しさでもある。ある人は、登りのラッセルに頭を悩ませ、またある人は、下りで無理やりスキーを曲げようとしてはそのたびにこけた。やっている最中は、もうこりごりなんて言いながら、しかし、終わってみれば、どんな場合でも必ず「楽しかったねぇ」となるのが山の常。今回もあれだけ苦労したのに、下って小谷温泉で温まり、一杯やるころにはスキー談義に花が咲いた。すでにこのスキーの様子は、竹内さんの手によって、信高山岳会のホームページに明らかにされている。また正式な報告は大西英樹氏によってこれまた信高山岳会のホームページならびに信高ニュースに掲載されるはず。詳細はそちらでご覧ください。
この日、P2頂上では、CMCのメンバー、山岳総合センターのリーダーコースの卒業生の一団(いずれも小生の知己であった)がいて、結構にぎやかであった。この方面今年は、例年以上の雪でまだまだ十分楽しめます。コース等については大西英樹氏が詳しいです。彼に聞いてから行かれるとよいと思います。
新年度の県高体連の体制および大会の概要
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   役職  | 
  
   氏名  | 
  
   所属  | 
 
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   登山部長  | 
  
   柏原康久  | 
  
   大町北  | 
 
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   専門委員長(東信)  | 
  
   星野郁雄  | 
  
   上田  | 
 
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   専門委員(北信)  | 
  
   矢嶋勝美  | 
  
   長野工業  | 
 
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   専門委員(南信)  | 
  
   竹内佳一  | 
  
   下諏訪向陽  | 
 
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   専門委員(中信)  | 
  
   小林國弘  | 
  
   白馬  | 
 
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   専門委員(IT)  | 
  
   大西英樹  | 
  
   塩尻志学館  | 
 
新年度の長野県高体連登山専門部の陣容が上記のように固まった。登山部長の中谷先生の異動に伴い、後任は柏原大町北高校長となった。なお、星野専門委員長の地区をまたいでの異動に伴い、北信からは矢嶋さんが専門委員長に再登板。また、竹内さんも勤務先が、下諏訪向陽に変わり、上表のメンバーで星野体制2年目が始まった。
今年の県大会は南信濃村の全面的な協力を得て、熊伏山で行われる。県の最南端での大会、村でも全面的な協力をしてくれ、テント場は村の中学校のグラウンドを借用しての大会である。せっかくの機会だから、中学生とも交流ができるような場面があればいいなぁなどと思うのであるが、どうだろう。専門委員諸氏にはそのあたりを考えてもらえると嬉しい。また北信越大会も5年ぶりに県内で開催されることになっている。過去長野では飯縄、八ヶ岳、雨飾と3回の北信越大会を開催してきたが、今回の金峰山は、今までにも増して、北信越の高校生にとっては非常に来にくくなじみの薄い山であろう。しかし、それだけに楽しみにしている人は多いと思われる。ホスト県として、選手が山を満喫できるようないい大会にしたいものである。
インターハイは、真夏に我々がいつも住んでいるところよりはるかに低いところ(最高標高337m)で行われるという。いったいどんな大会になるのだろう。房総の里山、秋とか冬だったら本当に楽しい登山ができるだろうに・・・。取り越し苦労に終わればいいが、暑さと標高を考えると、他人事ながら選手の健康面などが心配になる。地区大会も含めてそれらの大会日程の詳細は以下の通りである。年間活動計画の中に組み入れていただければと思う。
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   大会名  | 
  
   期 日  | 
  
   山 域  | 
 
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   南信大会  | 
  
   5月13日(金)〜14日(土)  | 
  
   富士見台〜恵那山  | 
 
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   県大会  | 
  
   6月 3日(金)〜 5日(日)  | 
  
   熊伏山  | 
 
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   北信越大会  | 
  
   6月17日(金)〜19日(日)  | 
  
   金峰山  | 
 
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   全国大会  | 
  
   8月 7日(日)〜11日(木)  | 
  
   千葉県君津市 高宕山コース 三郡山コース 元清澄コース  | 
 
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   東信新人大会  | 
  
   9月17日(金)〜18日(土)  | 
  
   湯ノ丸高原  | 
 
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   中信新人大会  | 
  
   9月23日(金)〜24日(土)  | 
  
   松本市 美ヶ原  | 
 
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   南信新人大会  | 
  
   9月30日(金)〜10月1日(土)  | 
  
   八ヶ岳硫黄岳〜本沢温泉〜天狗岳  | 
 
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   北信新人大会  | 
  
   10月 8日(金)〜 9日(土)  | 
  
   鳥甲山  | 
 
編集子のひとりごと
また新しい年度が始まった。私事ながら、今年も忙しい一年になりそうだ。学校では今年もまた教務主任、やり手のいない高教組の定通部では県執に留任(投票の結果はまだ発表になっていないが・・・)、長山協の事務局長は昨年に引き続き任期の2年目である。ここまでは昨年までの行きがかり上仕方がないと思っていたのだが、それに加えて、今年は回り順で、地区の氏子総代までが回ってきてしまった。何たることだろう。これこそは断るわけにも行かない。地区の神社なのだが、年に9回もお祭りをやっているとは知らなかった。子どもが小さいうちは地域の活動にも積極的に出ていた。しかし子どもも大きくなった最近は、地域とのつながりも切れ掛かっていたのだが、そんなところに回ってくるというのも何かの縁だろうと思った。地域といえば、私が住む「岡田」という地区でも憲法9条を守る会が発足したので早速仲間にいれてもらった。今年は地域とも密着しながらの活動も無理のない範囲でしていきたいと思う。(大西 記)