不定期刊行            246号  2008.1.25

中信高校山岳部かわらばん     編集責任者 大西 浩

木曽高等学校定時制

元富山高体連登山専門委員長 辻さんのホームページ

前号の松田大レポートにも名前の登場してきた富山の辻先生のことをご存じの方も多いかと思います。富山IHのあと退職され、カトマンズでホテル山水を経営されていました。その辻さんからのレポートです。

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山水会  辻斉 

私も昨年はチベットやネパールで過ごすことばかりでした。ヒマラヤに通い続けて30年目を迎えました。1979年、テリツォピーク(,134m)の遠征を体験してヒマラヤに魅せられ、直ちに自分の夢へ向かって準備を始めました。

1995年4月、勤めていた高校を53歳で辞し、ヒマラヤの国ネパールに飛びました。沢山の方から物心両面のご支援を受け「ホテル山水」の建設をし、「山水友の会」の方々とトレッキングや「ナマステ会」の山村教育支援活動を共にしてまいりました。

本年、30年の思い出を振り返り、そして今後も皆さんと共に自然とのふれあいを続けていきたいと思います。

ホームページは全く未知の世界です。これから少しずつ勉強いたしますのでよろしくお願いいたします。アドレスは http://www.mrr.jp/~tsuji523270/ です。

元新潟県専門委員長半谷高紀さんもネパール情報を発信中

ネパール情報のホームページと言えば、新潟県の半谷さんの「ネパール勝手な通信」も面白い。半谷さんによれば、「カトマンズで生活している男が、勝手に、あまり正しくない情報や、受け売りを含めて、ぐだぐだと書きます。」とのこと。新聞等では伝えられない裏の情報やかなり辛辣な批評などもあって、興味深いのです。一度ご覧ください。

こちらのアドレスは、http://blog.livedoor.jp/hanyataka220/ です。

信高山岳会 創立25周年記念祝賀会と記念誌「山河酔夢」刊行

 1982年3月に我が「信高山岳会」が今年度25周年を迎えたが、それを記念しての記念誌を制作していることはすでに、かわらばんでも紹介してきた。おかげさまで先ごろ開催された25周年記念祝賀会に合わせて無事刊行することができた。祝賀会は、安曇野市穂高の「常念坊」にて、来賓14名の方に信高の会員が23名(写真参照)と大盛況の中で開催できた。原村村長で長山協顧問の清水氏などは公務お忙しい中、開会の5時半に駆けつけて乾杯をしたあと、とんぼ返りで村へ帰って公務。それを片づけた後、もう一度会場に戻ってきてくれるという、涙が出るほど嬉しい対応をしてくださった。ほかに長山協関係者や高体連の登山部長の柏原先生など、お世話になった懐かしい方々と心ゆくまで飲み、語りあう一夜で、なんと・・・寝たのはもう明け方近い3時であった。

信高山岳会創立25周年記念誌「山河酔夢」は、A4判、カラーグラビア12ページ、本文184ページ。付録として、本文をそのまますべて収録し、本文中のすべての写真がカラーで取り出せ、祝賀会当日のプレゼンスライドなども楽しめるCDが付いています。内容の一部は、信高山岳会のHPでも公開しています。ご希望の方には送料込み一部3000円でお頒けします。ちなみに表紙は、渡会意士先生の手になる「常念坊と徳利」です。

松田 大氏の「大会登山参加四方山話」 その6

 1998年(平成10年)、長野県高校教員に復職し大町高校に勤務。希望通り山岳部のある高校に勤務でき、転勤時たった2名だった山岳部員もクラブ結成時に3名加入して人数だけは整った。張り切って高知インターハイに行くぞと宣言。主顧問の浮須さんから「大チャンいくら何でもそれは無理だよ。」と窘められたが、「2校行ける年だから」と大会出場へのノーハウを部員に注入。県大会では何とか2位の座を確保して参加資格獲得。C隊参加で昭和62年の北海道大会以来久しぶりの監督を務めた。総監督の浮須さんと大町高校の同僚から借りたデリカで、何と途中2泊しながら高知に向かった。特に2泊目は高知を目前としたPAで手前のインターで下りてまで買い込んだビールや酒で昼から酒盛り、生徒は仕方なく所在なさげにゴロゴロ、大人二人はいいご機嫌、誰かが通報したらしくパトカーまで来たがそんなことはお構いなしで有るを尽くしてやっつけそのまま沈没。明朝の高速インター出口でナンバーをチェックされるオマケ付きであった。案の定高知土佐は暑く、大会初日午前中には隊付ドクターが洒落ではないが熱中症でドクターストップ。小生は久しぶりの監督業であったが、岡山の田中さんを初めとした監督団後方集団の中にいち早く溶け込み楽しい山行であった。選手は暑さに苦しみ、鼻血を出したり、色々の失敗をしたりで成績は見事にブービー賞であった。大会終了後、浮須さんや審査員で参加した大西さん、はたまた四万十川を源流から歩いて下った美須々の山岳部生徒(注)らと小旅行。折角だからと剣山にも登った。

(編者注 たった一人で四万十川を源流から河口まで下ったのは美須々ワンゲル部のK君、この話はまたの機会に書こう。)

編集子のひとりごと

ようやく冬らしい寒さがやってきた。小生は、明日は定時制のスキー教室、土日はセンター講習会、月は定時制アウトドア部スノーシュー体験会。冬本番です。(大西 記)